代表挨拶

MESSAGE

日本ではまだ多くの試験や研修が従来型のアナログな方式で実施されています。CBT方式による試験実施も一部のテスト以外には普及していませんでしたが、コロナ禍を経て、また、最近のデジタル庁による国家資格・法定講習のデジタル化の方針を受けて、徐々に試験のCBT化・IBT化、リモート監視による実施や法定講習のeラーニング化の検討がはじまっています。

しかし、試験や講習をデジタル化する際の本質的な意義やメリットが十分に理解されないままに検討が進んでしまい、結局アナログで実施していた時より効率化できていない・コストも削減されていないといった状況も多々見受けられます。当協会には、試験・教育業界のTOPプレイヤーが参集しておりその知見を集めることで、試験・講習業務の包括的デジタル化（受付・問題作成・試験/講習実施・採点・認定証発行・データ管理）の様々な手法・技術、最新の事例を研究し普及啓蒙するために活動していきます。

昨今では、集団不正受験や経歴詐称詐欺等、テストセキュリティーを脅かす事態も発生しています。これらにも最新技術を用いることで対抗していける手段を提案していきます。

テストのデジタル化を検討する際に、問題作成や採点業務にAIを活用することで飛躍的に業務生産性を高めることが可能です。

このように、準備・実施・事後のそれぞれの過程をデジタル化することで、受験者・受講生にとって利便性が高くかつ公正なテストを提供するために尽力していきたいと考えております。

一般社団法人デジタルテスト推進協会
理事長　佐藤信也