IRT
(アイアールティー)
「Item Response Theory」の略称で、 日本語では「項目反応理論」または「項目応答理論」と呼びます。
各設問に対する受験者の回答のデータを分析し、難易度・識別力を測定するための試験理論です。
試験問題の難易度と受験者の能力値を切り離して考え、1問ごとに受験者が正答できる確率に基づいて試験を分析します。
古典的テスト理論と比較して、受験者集団のレベルに依存しない試験問題の難易度を推定したり、柔軟なフォームの組み合わせで等化を行うことができます。
IBT
(アイビーティー)
「Internet Based Testing」の略称です。CBTと同様にパソコンを使った実施方法ですが、受験者の自宅やオフィスなどでインターネットを介して受験します。
パソコンやインターネットなどの受験に必要な機器および環境は受験者ご自身で用意する必要があります。
アセスメント
試験やインタビューなど様々な方法を用いて受験者の能力の測定、評価を行うことを言います。
NDA
(エヌディーエー)
「Non-Disclosure Agreement」の略称で秘密保持契約を意味します。非公開情報を知りうる者に対して、その情報に関する守秘義務を求めることです。
受験者は受験にあたり試験問題(出題内容を示唆する表現も含む)について第三者へ開示・漏洩しないことに同意が必要です。
遠隔監視付きIBT
試験監督員やAIで遠隔で監視を行いながら実施するIBTです。IBT同様に受験者の自宅やオフィスで受験ができますが、監視用のカメラやインターネットの速度など一部要件が異なります。
記述式
試験の解答形式の一つです。短文記述式、長文記述式を総称して言います。
項目応答理論
「項目反応理論」「IRT(Item Response Theory)」とも呼びます。
各設問に対する受験者の回答のデータを分析し、難易度・識別力を測定するための試験理論です。
試験問題の難易度と受験者の能力値を切り離して考え、1問ごとに受験者が正答できる確率に基づいて試験を分析します。
古典的テスト理論と比較して、受験者集団のレベルに依存しない試験問題の難易度を推定したり、柔軟なフォームの組み合わせで等化を行うことができます。
項目得点
試験問題(項目)ごとの得点です。部分点がない問題の場合、正答であれば1点、誤答であれば0点と計算されます。
部分点がある場合は 0, 1, 2…と段階的な得点として処理されます。
項目反応理論
「項目応答理論」「IRT(Item Response Theory)」とも呼びます。
各設問に対する受験者の回答のデータを分析し、難易度・識別力を測定するための試験理論です。
試験問題の難易度と受験者の能力値を切り離して考え、1問ごとに受験者が正答できる確率に基づいて試験を分析します。
古典的テスト理論と比較して、受験者集団のレベルに依存しない試験問題の難易度を推定したり、柔軟なフォームの組み合わせで等化を行うことができます。
古典的テスト理論
テスト得点を受験者の真の得点と誤差に分解したモデルから、試験の信頼性について分析する体系です。
サイコメトリシャン
心理学や統計学の専門性を備えた、試験の統計的分析のプロフェッショナルです。
CBT
(シービーティー)
「Computer Based Testing」の略称です。
コンピューターを利用して試験の出題および解答を行う試験実施方法です。
様々な出題形式や解答形式に対応しており、代表的な出題形式および解答形式は次の通りです。
出題形式:文章問題、リスニング問題、画像·動画·音声問題
解答形式:選択式(択一、複数選択、正誤)、記述式、口述式
広義では試験会場や自宅、会社等場所を区別せずコンピューターで受験する方式全般をCBTと呼びますが、狭義では試験会場で受験するものを「CBT」、自宅や会社等でインターネット経由で受験するものを「IBT」と区別することがあります。
試験結果分析
試験実施後に集計される、試験版や試験問題の統計的な品質を数値化・可視化するための分析です。
試験時間
試験の制限時間です。
試験品質
試験問題のまとまりである試験版全体の性能のことを指します。
信頼性係数の推定値や受験者の得点分布で数値化・可視化します。
試験問題品質
受験者のスキルや適性を測定するために求められる試験問題の性能のことを指します。
通過率やPB相関係数、項目特性図などで数値化・可視化します。
試験問題作成
作問者に対して、試験問題作成セミナーを実施し、正しい作問プロセスや作問ルールを共有し、品質の高い試験問題の作成を支援します。
選択式
試験の解答形式の一つです。
二者択一、単一解答、複数解答を総称して言います。
相関係数
ある2つの数値列の関係の強さを定量化した値です。
-1から1の間の値を取り、0から離れるほど関連性が強いことを表します。
一般的にはピアソンの積率相関係数と呼ばれる、直線的な関係の強さを表した定義が用いられることが多いです。
素点
試験版のすべての問題について項目得点を集約した点数です。
最も単純な例は試験問題の正答数のことを指します。
単一解答
試験の解答形式の一つです。択一式ともいいます。3つ以上の選択肢のうち、1つを選択します。
短文記述式
試験の解答形式の一つです。単語レベルの記述式です。特定の単語または複数の単語を正解とします。
長文記述式
試験の解答形式の一つです。論文形式とも言います。数百から数万字の長文で解答します。
通過率
問題に正答することができた受験者人数の割合です。
0から1の間の値を取り、大きいほど易しい問題であることを示します。
テストディベロッパー
試験開発専門家。試験実施団体(運営管理専門家)、作問者(SME: Subject Matter Expert:当該試験分野の専門家)、サイコメトリシャン(心理統計専門家)、システム開発者の4つのアクター間のコミュニケーションを円滑にするとともに、テスト理論を基に正しい試験開発を推進します。
テスト理論
試験の得点の解釈や利用方法に関する方法・技術の体系です。代表的なものとして古典的テスト理論、一般化可能性理論、項目反応理論、認知診断アセスメントなどがあります。
点双列相関係数点
項目得点と二値(0と1)で採点された素点の相関係数です。
英語ではPoint biserial correlation coefficientと呼ばれることから、PB相関係数とも呼ばれます。
等化
異なるテスト間の得点を、共通の尺度(ものさし)にそろえるための統計的な処理のことです。
これにより、出題内容や難易度が異なる複数のテストの結果を、公平に比較できるようになります。
得点分布
素点の分布です。分布は平均や標準偏差、尖度、歪度といった統計量で要約されます。
素点の1点ごとに受験者の人数を数え上げて、ヒストグラムなどで可視化することができます。
難易度
試験問題の難しさのことです。
二者択一
試験の解答形式の一つです。2つの選択肢のうち、1つを選択します。正誤を選択するものもあります。
配慮
車椅子での受験、医療器具・補助具の持込など受験者が受験時に提供を必要とする合理的配慮を指します。
BCP
(ビーシーピー)
「Business Continuity Plan(事業継続計画)」の略称です。
緊急事態が発生した際に、事業の復旧・継続が行えるよう計画を策定することを指します。
PBT
(ピービーティー)
「Paper Based Testing」の略称です。一般的には紙試験と言います。印刷された問題冊子や解答用紙、マークシートで試験を実施します。
品質評価レポート
試験品質や試験問題品質に関する分析結果をまとめたレポートです。
フォーム
複数の試験問題をひとまとまりにして出題順に並べた冊子、もしくはデータのことを指します。
フォーム出題
事前に、フォームまたは版と呼ばれる試験問題の組み合わせを複数セット用意して、ランダムで1つの組み合わせを出題する出題形式を言います。
複数解答
試験の解答形式の一つです。3つ以上の選択肢のうち、正解が複数あります。
ブループリント
試験問題を分野別に管理し、出題履歴や分析結果などを管理する表のことで、試験の設計図のようなものです。
試験問題をブループリント上で管理することにより、試験問題作成状況の把握や、出題配分の適正化、次回作成すべき試験問題の分野を特定することに役立ちます。
ベータ試験
本番の試験を実施する前に実施される、試験性能を予備的に確かめるための試験です。パイロットテストとも呼ばれます。
本人確認書類
運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書、運転経歴証明書などを指します。
CBTでは顔写真付きの公的本人確認書類を受付で提示して本人確認を行います。
ランダム出題
登録した試験問題の中から指定の問題数をランダムに抽出して出題する出題形式を言います。
セクションまたは分野ごとで出題数を指定することもできます。
レベニューマネジメント
顧客の需要に応じて、商品やサービスの料金を変動させるマネジメント手法です。
LOFT
(ロフト)
「Linear On the Fly Testing」の略称です。直線型のようにすべての受験者は同じ問題数の試験に回答しますが、内容的・統計的に等しい試験版が、試験が始まる瞬間に1人ごとランダムに生成・提示されるCBT方式です。
試験問題の漏えいリスクを抑えつつ、効率的に公平な試験を実施することができます。